突然ですが『Djentガイドブック』を出版します! 著者は脇田涼平さんで、副題は『プログレッシヴ・メタルコアの究極形態』です。

脇田さんは2016年に弊社の『世界過激音楽』Vol.3の『ブルータルデスメタルガイドブック』、そして2017年に同シリーズVol.5の『デスコアガイドブック』を出版されています。

今までの本はオールモノクロでしたが、今回はDjentがカラフルなジャケットが多いことから、オールカラーになります。

そして今回は『世界過激音楽』シリーズのVol.14です。

擬音語として生まれ、「演奏法」と言われながらも事実上ジャンル化し、一世風靡

ミュート・シンコペーション・ポリリズム

超絶テクニック・最先端プロダクション プログレッシヴ・メタルコアの究極形態

デスコアとも至近距離にあるDjentはよりプログレッシヴかつテクニカルで、特に拍子やリズム、そして音造りに非常に拘っています。

ヴィジュアルイメージやアートワークも洗練されており、とても人気があります。

その中でも特に人気があり、代表的なバンドは;

Meshuggah Djentの概念を生み出した強靭なグルーヴとポリリズム
Periphery プログレッシヴ・メタルコア/Djentの礎を築き上げる
Animals as Leaders プログレッシヴ・メタルの歴史を変えた天才音楽家集団
Monuments, TesseracT ~Fellsilentから巣立っていったUKカリスマ達~
The Contortionist ポストロックとDjent のスタイリッシュ・クロスオーバー
After the Burial アメリカン・メタルコアシーンのスーパースター
Erra Billboard Heatseekers チャートで1位になったモダン・プログレッシヴ

などですが、これらを含めて本ではいわゆるDjentに限定した上で336バンド、474枚の音源を紹介しています。

インタビュー

Skyharbor

Ghost Iris
Sithu Aye
Humanity’s Last Breath
Arusha Accord
Once N for All
Prompts
Sailing Before the Wind

今回は以上のバンドたちにインタビューを行いました。

特に語源が演奏法というだけあって、Djentの演奏法や機材について日本のPromptsのMatsunoさん、そしてSailing Before the WindのBitokuさんとDaisukeさんに詳しくお話をお伺いしています。

またDjent現象を多角的に論じた複数のコラム;

コラム

Djent YouTuber
Djent Producerー
got-djent.com
Djentとオタクカルチャー
バンド名検索難易度ランキング

などを設けました。今朝、無事印刷所への入稿を果たし、無事予定通り進めば、8月12日頃には販売開始です。

A5判オールカラー224ページで、2300円、非常にお買い求めやすくなっています。

ところでDjentと密接な関係があり、部分的には同じとも言えるプログメタルも収録した『PROG MUSIC Disc Guide』という本が出版される様です。

執筆者は高橋祐希さんとPROG PROJECTで、出版社はPヴァインです。

高橋さんは @yuki_sixx のアカウントでプログメタル関連情報を沢山発信しており、非常に充実した内容が期待できます。

同じタイミングで領域が重なる本がでるほど、プログメタル/Djentが盛り上がってきているということです。

これはもう、2冊両方とも買う必要がありますね。