「著作権は大切に」。これは日本人の常識です。しかし、そんな常識的な遵法意識に付け込むかのように、他人の合法で正当な創作行為に対し、法的根拠に基づかないクレームをふっかける「エセ著作権」の問題が、近年、顕在化しています。弊社パブリブが刊行した友利昴『エセ著作権事件簿』は、そのような事例を集め、そのクレームに妥当性が果たしてあるのかどうかについて検証、解説した書籍です。

本書で論じた対象は、裁判例となったり、新聞記事等を賑わせた大規模な事例が中心でした。しかし、世の中には、表面化はしていなくとも、エセ著作権者の不当な要求に困っていたり、過剰に自粛してしまっているクリエーターやメディア関係者は数多く存在するようで、実際に、著者にも時折そうした事例の報告が寄せられています。

こういったエセ著作権による「被害」を把握し、アーカイブ化するために、「エセ著作権通報窓口」を設置することになりました。お寄せいただいた情報は、『エセ著作権事件簿』の続編、あるいはシリーズの『過剰権利主張ケーススタディーズ』などで紹介させていただく可能性があります。

エセ著作権で悩んでおられる方や、そうした事案に気が付かれた方は、以下に情報をお寄せください。

【情報提供窓口】

パブリブ「エセ著作権情報提供窓口」担当:濱崎

電子メール office◯publibjp.com ◯=アットマーク

ご報告頂く場合は、掲載内容を明確化するため、

・お名前(アカウント名、匿名も可)
・発生時年月日
・エセ著作権と見られる主張内容
・エセ著作権主張者

を具体的に記入の上、ご連絡ください。

・提供頂いた内容について、直接ご連絡をさせて頂く場合があります。
・法的相談には応じておりません。
・書籍への掲載を確約するものではありません。