突然ですが『中国遊園地大図鑑 西部編』を出版します。著者は関上武司さんで人気シリーズ『中国珍スポ探検隊』の第4弾です。

本書が扱うのは重慶・四川・青海・雲南 甘粛・寧夏・陝西 内モンゴル・貴州など中国西部のディープゾーン。

実に31ものスポットを収録しています。

チベットや新疆ウイグル自治区含む内陸部  急ピッチで開発が進む貧困地帯の為、矛盾が大顕わになっています。

テーマパークリ

ミニディズニーランド・ウルトラマン楽園


小人を見世物にして抗議殺到!

●ソ連の空母キエフを再利用した世界最大の軍事テーマパーク 天津泰達航母主題公園
●こびとを見世物にしたテーマパークに抗議殺到! 世界蝴蝶生態園・小矮人王国
●新疆ウイグル自治区の縮図? 武装警察が巡回する遊園地! ウルムチ水上楽園
●海抜世界一の新型遊園地で『ドカベン』の山田太郎を発見! 徳吉羅布児童楽園
●荒地にそびえるオプティマスの頭と山寨スフィンクス! 蘭州新区長城西部影視城
●国境ロシアンテーマパークにある巨大マトリョーシカ型ホテル! マトリョーシカ広場
●ミニディズニーランドを目指す由緒正しい公園のパクリ事情 天津水上公園
●独身者には高い壁! ウルトラマン楽園の潜入調査報告!! 青城公園
●『紅いコーリャン』のロケ地! 中国トップクラスの砂漠の撮影所 鎮北堡西部影城西部編ではありますが、渡航スケジュールの都合で、内モンゴルや天津も収録しています。

そしてそれらの地域で、巨大なマトリョーシカの形をしたホテルや、ソ連空母キエフなど、本書でも特に強烈なテーマパークの存在が確認できました

一方、勝手に「ミニディズニーランド」を目指した公園や、「ウルトラマン楽園」と称する公園など、安定のパクリ系遊園地も発見。

「ショッキング・トイレ」「街中の変な看板」「偽白雪姫大集合」などの特集コラムも用意しています。

コロナによってなかなか中国に簡単に行けない日々が続いていますが、『中国遊園地大図鑑 西部編』でヘンテコ中国への架空旅行に繰り出しましょう。

資源インフレで印刷製本代が高くなっていますが、オールカラー224ページ、2200円+税です。シリーズで統一する為に、結構無理しています。

早ければ11月10日頃に書店に並ぶと思われます。

なお2021年12月には関上さんによる『中国抗日博物館大図鑑』も出版されており、中国政府の人民に対する歴史プロパガンダ教育の様子が分かり、好評です。

是非こちらも手に取ってみてください。