突然ですが『韓国いんちきマンガ読本』を出版します。

著者は大江・留・丈二さんで、副題は「勝手にコミカライズ・映像化・二次盗作までありの韓コピ世界」。

『世界マンガ読本』のVol.1となるものです。

冷戦期の韓国では日本文化を禁止しながら、
日本産のマンガをトレースするだけでなく、勝手に改変し、
あたかもオリジナルの様なものと見せかけて
販売し、それが大流行していました。

そっくりそのままコピーするならまだしも(というのも変ですが)
勝手に続編を作ったり、全く別のマンガの顔と胴体を合体させたり、
アメリカの映画や日本のアニメをマンガ化したり、
日本のマンガを勝手に実写化したり、
挙句の果てには同人誌の海賊版まで出版していました。

倭色禁止にした結果
日本産マンガの海賊版が大流行!
勝手にセリフや舞台を韓国に置き換え
登場人物韓国人化、
空手がテコンドーに!!

一時は市場の98%が海賊版。挙げ句に「同人誌の海賊版」まで出る始末
中国・香港・アラブ・タイ・ブラジル・イタリア等各国いんちきマンガもカラーで紹介

あまりにも好き勝手にやり過ぎて、まるで子供の妄想のようです。

有り得ないキャラクターや世界観のコラボは、弊社刊行『いんちきおもちゃ大図鑑』『中国遊園地大図鑑』とも共通しますね。

そしてなんと言っても2017年の9月に刊行した、かに三匹さんによる『韓国アニメ大全』と密接に関連しています。実はこちらの本では大江・留・丈二さんに編集協力して頂いておりました。

今となっては韓国でもこういった海賊版を目にすることはなく、既に歴史となってしまいました。

そこでこうした、日本人の知らない間に韓国でパラレルワールドのように発展していた
いんちきマンガの数々をオリジナルと比較し、韓国文化や政治の影響なども分析し、漫画評論的に紹介していきます。

■ 日本統治下の京城で悪の日本空手界に戦いを挑む抗日烈士『テコンドーバカ一代』!
■ 登場人物はオール韓国人、日の丸マスクが太極旗、韓国軍へ徴兵されるタイガーマスク!
■ 日本で終了後も勝手に続編が制作され、ウリジナル・シリーズ化した海賊版『一撃伝』!
■ バットマンのバッタモノが朝鮮人民軍と戦う反北朝鮮・反共マンファ
■『鉄拳チンミ』が流行ると顔だけ『スラムダンク』桜木花道の胴体に移植して販売!
■ テコンVが亀甲船になり、ダメディア・ミックスが展開された韓国版『宇宙戦艦ヤマト』
■ アメリカ製と偽り、30年以上、韓国産コンテンツとして親しまれた『原爆少年アトム』
■『スターウォーズ』『スタートレック』『E.T』等世界の有名映像作品を勝手にマンガ化!
■『北斗の拳』『ドラゴンボール』『SDガンダム』等日本の有名マンガを勝手に実写化!
■ 日帝時代から朝鮮戦争、軍事政権、日本大衆文化の開放までの「韓国いんちきマンガ史」

2300円で320ページとかなりの分厚さ、そしてその中の80ページをカラーにしています。
各マンガのカバー、マンガの実写映像、そして韓国以外の世界各国のいんちきマンガの特集がカラーで掲載されています。

8月10日頃には書店に並ぶ予定です。是非お買い求め下さい。