
突然ですが『世界海賊版マンガ大全』を出版します。著者は弊社から既に『韓国いんちきマンガ読本』や『北朝鮮アニメ大全』を出版されている大江・留・丈ニさん。
シリーズ『世界マンガ読本』のVol.2で、副題は『パクリ&無版権コミック・アーカイブ』です。
空前絶後の出版タブー記録!
決して表に出ることがない日本製コンテンツ裏受容史!
日本はマンガ・アニメ大国としての地位を確立して久しいですが、その「日本製コンテンツの海外受容史」は、市場規模が最も大きく、かつ発行部数や視聴率などの実績データも豊富な「北米(若しくは欧米)」中心史観になる傾向が強くありました。
90年代以前よりアジアやヨーロッパ、中南米、中東などで親しまれてきた「日本製コンテンツ」は、オミットされがちです。特に水面下で流通し、データも残らない海賊版マンガについては、先行研究も少なく評価や分析も容易とは言い難いですが、本書ではそんな「海賊版マンガ」に焦点を当て、「1960年代から90年代までの期間に海外に流入した日本製コンテンツの人気や影響」に関して考察を試みました。
なお「海賊版マンガ」とは「出版当時、正規ライセンスを取得していることが確認できなかったマンガ」や「キャラクターなどの商標を、模倣もしくは剽窃したマンガ」、いわゆる「無版権マンガ」や「パクリマンガ」に近い意味で使用していいます。
海賊版『ドラえもん』と中華圏の海賊版マンガ通史
『漫画周刊』と香港のおたく文化
『漫画大王週刊』と台湾の漫画審査制度
『聖闘士星矢』と中国初の海賊版マンガ雑誌『画書大王』
『テコンV』を主役にした「日韓スーパーロボット大戦」
タイ式『ドラえもん』とタイの海賊版マンガ史
イタリアにおける日本アニメの黄金期と海賊版コミカライズ誌
『ミッキーの活躍』『ミッキーの兵隊』『ミッキーの大奮戦』等の日本製海賊版
など445作品を取り扱っています。
台湾製実写版『北斗之拳』香港製実写版『閃傳五騎士』等のコラム
もあります。
そして普段、弊社の本は四六判(128mm×188mm)かせいぜいA5判(148mm×210mm)なのですが、今回の『世界海賊版マンガ大全』では、よりマンガの描かれ具合の下手くそぶりのディテールが分かりやすいように、雑誌などと同じサイズのA4判という大型サイズ(210mm×297mm)で印刷製本することになりました。もちろんオールカラーです。
192ページもあるので、お高くなってしまいますが、それでも3500円+税に抑えました。採算度外視企画です。コストが高すぎて、よっぽどの事がない限り、重版は不可能なので、初版で確保することを強くオススメします。
10月上旬発売予定です。マンガ史の中でも語られる事がなかった海賊版マンガの集大成本、ぜひマンガ好きは手に取ってみてください。

