突然ですが『沖縄戦場定点写真集』を出版します。著者は水ノ江拓治さんです。

水ノ江さんは陸上自衛隊幹部候補生学校出身で、自衛隊のヘリコプター操縦士を務められ、秋田県警察航空隊にも勤務。そして長年沖縄戦を研究されています。

沖縄戦で米軍は膨大な数の写真を撮影しました。シュガーローフ等の激戦地の戦闘状況下にある米国将兵や日本兵、避難民、死体、壊れた戦車、スポーツを楽しむ兵士など様々なものがあります。

戦後、沖縄は再開発によりマンションや商業施設が建設され、景観が激変しました。

航空写真との照合や、地形や影の角度の照らし合わせ、現地に赴いての聞き取り調査などの手法によって、米軍が戦場で撮影した地点を突き止めました。

その作業は数十年に渡り、困難を極めましたが、148枚の写真を同じ場所で、同じ画角で撮影するのに成功しました。信じがたい偉業です。

戦時下の写真と現在の写真を掲載し、理解を促進する為、そしてその場に行ける為の地図も掲載しています。戦場そのものの解説も施しており、読者にはそこで何が行われたか、両軍がどういう状況だったのかも分かる仕組みになっています。

そして「撮影ポイントの見つけ方」「ネガの裏焼きに翻弄される」等のコラムも設けています。

A5判並製オールカラーで336ページもありますが、4500円と極力定価を下げました。

8月上旬頃に書店に並ぶ予定です。

戦時下の壮絶な光景と、戦後の発展ぶりを比較することで、戦争と平和を考える一助となれば幸いです。