突然ですが『中国共産党聖地巡礼 全土29施設潜入取材』を出版します!

『中国革命聖地巡礼』シリーズの第二弾で、もちろん著者は関上武司さんです。

この第一弾は2021年に出版した『中国抗日博物館大図鑑』です。

なお関上さんは『中国遊園地大図鑑』シリーズでも知られています。

『中国遊園地大図鑑』で 人気の関上武司が展示物・像・解説文を極秘撮影!!

中国は公式的には無宗教国家な訳ですが、国是が共産主義、そしてそれを率いるのが共産党です。

建国の礎となった中国共産党の縁の地を「聖地化」し、まるで一大テーマパーク、あるいは宗教施設の様に祀っています。

無神論国家で聖なる地はいかにして祀られるのか!?

そしてそんな共産党聖地を巡礼する「紅色旅游」が中国で流行ってきています。

特にコロナ禍で海外旅行に行けなかった期間、国内の共産党聖地巡礼が大ブームになりました。

天安門広場 数々の歴史的舞台
毛主席紀念堂 遺体が眠る霊廟
第一次全国代表大会会址紀念館 創設メンバー波乱万丈
中国人民革命軍事博物館 長期的国家戦略
南昌八一起義紀念館 軍事闘争の始まり
韶山風景名勝区 毛沢東の生家
鄧小平故里 改革開放指導者の故郷
延安革命紀念館 毛沢東に権力を集中
梁家河村 若き日の習近平が下放

今回の『中国共産党聖地巡礼』は中国全土の共産党の聖地29施設を訪れたものです。

さてそんな中国共産党の聖地ですが、愛国プロパガンダ施設なのは言わずもがな。

大躍進や文化大革命、天安門事件などやましさがあることには極力触れず、美化したいことは誇らしげに自画自賛したりと、史実と掛け離れた展示・解説が横行しています。

そもそも毛沢東や周恩来などの建国の父達の銅像からして、実際と掛け離れたほど大げさにイケメンに象られ、神話化されてしまっています。

そんな自国民向けナショナリズム醸成施設に対して、日本人としては逆に、苛立ちや憎しみを抱くというよりは、呆れて失笑してしまうこと間違いなし。

その辺りは弊社刊行、岩田宇伯著『中国抗日ドラマ読本』と共通するものがあります。

浪漫・欺瞞・自己満に

満ち溢れる紅色旅遊!

大躍進・文革大革命・天安門事件はなかった事に。

一周回って日本人には面白い!

中国共産党聖地は、日本人にとってはムカつくというよりは、逆に一周回って面白いのです!

この本を持って実際に中国現地の共産党聖地を巡礼するのでもいいですし、行けなくても眺めるだけでも楽しいはずです。

また各施設の簡体字名なども併記しているので、中国人も楽しめる内容になっています。

施設の中国語名の発音をカタカナで表記しているので、タクシーの運転手に伝える時も便利な作りになっています。

そして各種中共コラムを用意しています。

中共娯楽作品
中共グッズ
公社食堂
毛沢東像

前代未聞の貴重なレポート調査報告資料であることは間違いありません。

A5判並製オールカラー208ページで3200円。

中国共産党の国民向け愛国歴史教育、対国内世論工作の手口が分かります。

よく研究しておいた方がいいでしょう。

2月上旬発売予定です。

『中国抗日博物館大図鑑』と合わせてお読みください。