『どえらいモン大図鑑』が完成したので、中身を紹介します。というか実は9月10が正式発売日で、その週の内に初版在庫がなくなり、10月5日に2刷りが出来上がる前に、2刷りもなくなり、3刷りが10月14日に出来上がって、ようやく書店に潤沢に行き渡ってきているのが今という流れです。事前の予想を遥かに上回る反響を頂き、ありがとうございます。ちゃんと簡単に買える状態になってから、紹介しようと思っていたらだいぶ発売から時間が経ってしまいました。

この間、色んなメディアに取り上げられ、著者のいんちき番長さんが『アフター6ジャンクション』や『5時に夢中!』に出演を果たしており、この後も複数の媒体で取り上げられる予定です。

実はこの『どえらいモン大図鑑』は『いんちきおもちゃ大図鑑』シリーズのスピンオフ企画。既に1,2,3巻が出ています。一緒に写真撮っておけば良かったのですが、この時は手元にありませんでした。

理路整然としたまえがき。タイトルとかカバーはおふざけっぽいですが、こういった「ニセモノ」の玩具はアジア諸国の経済的躍進や著作権意識の高まりによって、いずれ絶滅すると見られます。

こういったものを大量に保管して、記録している人はいんちき番長以外にいません。後世に残すべき博物学的資料、歴史的資料として真面目な意図で出版しました。

5章プラス番外編で構成された内容です。

セグウェイに乗り、背中にロケットを積んだDoraenon。

hy4_4yh(ハイパーヨーヨー)の「ティッケー大作戦~YAVAY」でも出てくるHappy Drummer Cat。

合体するもの。

水鉄砲になったり、電話になったり。

『いんちきおもちゃ大図鑑2』のカバーの真ん中にも載っているパロディ作品。

『いんちきおもちゃ大図鑑』のカバーの真ん中に載っているPOPOBE。非常に人気があり、日本でも出回っています。実は私(担当編集者)もいんちき番長から一個頂きました。棚に大事に飾っています。

個人的に特に笑えたのが木彫りの熊。

パロディ作として有名なバナナ型。

いろんな漫画と勝手にコラボ。

子供が妄想でやるようなことを大人が実現。

右ページのコラムでは台湾の作家による「正規版」について詳しく紹介しています。

どえらいモンの中でも一番味わい深いのが、こういったぬいぐるみですね。目の位置がちょっとだけ変わるだけで、「ホッカムリ型」「ズルムケ型」と名称が与えられているようで、実に間抜けに見えます。

ここでも勝手にコラボ。

右のコラムは街なかで見かけたどえらいモン達。

顔が丸いからか、時計のどえらいモンも多い様です。しかしかなり無理がありますね。

子供が乗る遊具型のどえらいモン。

犬型に近くなっているどえらいモン。

気ぐるみ型のどえらいモン。ここまで来ると不審者。

以上、ざっと駆け足で本書の中から幾つかピックアップしてみました。これはごくごく一部。

発売直後はプレミア価格が上昇し、入手困難でしたが、3刷りで十分在庫があるので、今現在は容易に買えます。おかげさまで普段はあまりお付き合いのない書店からも沢山ご注文いただいています。

なんだか見ているだけで本当に面白い、そして人に自慢したくなる『どえらいモン大図鑑』、ぜひよろしくお願いします。

あとこれに興味を持った人はぜひ『いんちきおもちゃ大図鑑』シリーズもよろしくお願いします。