突然ですが『オールドスクール・デスメタル・ガイドブック 上巻 アメリカ・オセアニア・アジア編』を出版します!

著者は村田恭基さんで、レコードショップ勤務されており、エクストリーム・メタル系ブログ『偏愛音盤コレクション序説 从从从从』を運営されています。

ホラーな世界観 混沌としたプロダクション 荒々しい演奏

ニュースクールに相対するものとして再発見され、リバイバル!

上中下3巻 シーン発祥の地 アメリカ、アジア オセアニアから!
Thrash to Death やタンパシーン等 歴史検証

■サブジャンルでカテゴライズされる事はない偉大デスメタル Cannibal Corpse
■数々の人材を輩出し最重要アルバム創作した「デスメタルの帝王」 Morbid Angel
■デスメタルの生みの親の一人で、後のテクニカル・デスメタルの源流 Death
■結果的にデスメタルではレアな反キリスト主義者、自殺も撤回した Deicide
■近年のリヴァイバルで再評価されるオールドスクールの元祖中の元祖Autopsy
■ニューヨークからブルータルデスとも見なされる無調の実力者 Immolation
■現代暗黒主義的リヴァイバルの礎を築いたペンシルベニアの野蛮 Incantation
■後年のドローン・ドゥームに多大な影響を与えつつも無理解に苦しむ Winter
■ほかDeceased…、Necrophagia、Cianide、The Chasm等アンダーグラウンド多数紹介!
■『ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブック』アウトブレイク・ショウ
&高円寺RECORD BOY店長特別寄稿

またここには載っていませんが、「ブルータル・デスメタルから見たオールドスクール・デスメタル」という対談で、本書並びに『ブルータルデスメタルガイドブック』を含む『世界過激音楽』シリーズの編集を務めているハマザキカクが参加しています。

当初は1冊の予定の本だったのですが、黎明期の「Thrash to Death」からリヴァイバルが進む直前までのデスメタルを全世界から集めた為、分量が余りにも膨大になってしまい、3冊に別けて出すことになりました。

それに伴い、元々モノクロだったものをオールカラーでお見せできる事になりました。オールドスクール・デスメタルのジャケットは独特で退廃的な世界観を追求しているので、カラーで紹介する価値があります。

まず上巻は「アメリカ・オセアニア・アジア編」です。特にシーン発祥の地とも言われるタンパの帝王達や、ブルータルデスメタルの源流ともなるNYDM等の第二世代、それなりに層の厚かったカナダやオーストラリア、SarcófagoやSepulturaを輩出した南米、そして日本を含めたアジアを重点的に掘り下げて紹介しています。上巻だけでも336アーティスト 509作品を紹介しているので、膨大な量に達しています。

まさに『デスメタル全史』の「初期編」とでも言える内容で、デスメタルマニアだけでなくエクストリーム・メタル愛好家必見と言っても過言ではないでしょう。

またDeceased… 、Nun Slaughter、Master、Jungle Rot、Autopsy、Miseryなどオールドスクールの生き証人の様な長老たちのインタビューにも成功しました。

そしてオールドスクール・デスメタルと密接な関係にある『ウォー・ベスチャル・ブラックメタル・ガイドブック』のアウトブレイク・ショウ氏によるコラムと、日本最大のオールドスクール・デスメタル専門の実店舗レコードショップと言っても過言ではない高円寺のRECORD BOYの大倉店長のコラムも載っています。

現在、印刷を開始しており、問題なければ9月の第一週の後半には店頭に並ぶ予定です。ご期待下さい。