突然ですが『ウクライナ・ファンブック』を出版します。副題は「東スラヴの源泉・中東欧の穴場国」で著者はウクライナ国営通信の日本人編集者、平野高志さんです。
Twitterはこちら 平野高志 @hiranotakasi ウクインフォルム日本語版 @Ukrinform_JP
ウクライナは旧ソ連や共産主義体制、チェルノブイリ、そしてクリミアの占領などやや暗いイメージがあったかもしれません。
また日本ではロシアの報道機関やマスコミを経由して報じられてきた為、実情・実態とは異なる情報が流布される傾向が強くあります。
とりわけマイダン革命以降、多くのフェイクニュースによって歪められてきました。
その様な状況でウクライナの立場から積極的に情報を発信してきたウクインフォルムの日本人スタッフ、平野高志さんが著者、そしてカメラマンとなって『ウクライナ・ファンブック』でその魅力を伝えます。
旧ソ連・共産主義体制 チェルノブイリ・クリミア占領
う暗いな…
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素敵カフェ・お洒落レストラン カラフルな街並み・美男美女
明るいな!
一人あたりGDPがブータンやイラク、フィリピンよりも低い一方 外国人旅行客数はチェコやベルギーを超える旅行先に!
カラフルに塗り替えられたソ連式アパートの壁画やSNSで話題になった「愛のトンネル」、宮崎駿監督『ナウシカ』と繋がりのある腐海、そして一面のひまわり畑など想像以上に明るく、綺羅びやかな国ウクライナ。
かねてから「欧州のパンかご」と呼ばれ、ボルシチ発祥の地であり、ウクライナ産ラーメンが登場するほどの美酒美肴なグルメ大国。
子音・母音の連続を避ける音重視の響きが美しい言語。
バンドゥーラやトレンビータで知られ、記録民謡数世界最大級の音楽大国。
PayPalやWhatsAppの創始者を輩出するIT立国で、世界最大の輸送機ムリーヤを製造したアントノウ社の拠点。
「自由の人」と呼ばれたコサックの末裔達はマイダン革命を成し遂げ、新大統領ゼレンシキーを選出後…… いよいよ成長軌道に乗った!
直行便がないのが最大の欠点の、VISAなしで行ける格安天国!
平均月収が4万5000円で、一人辺りGDPがブータンやイラク、フィリピンより下回っています。その為、物価がかなり安いです。
また実は近年、ウクライナを訪れる旅行客数がかなり増えてきており、あの観光で有名なチェコやベルギーを越えて、世界で26位です。
なんとなく灰色の団地や暗い雰囲気をイメージしてしまいますが、華麗な建築やカラフルな建物、スタイリッシュな美男美女が多く、実に明るい雰囲気です。
ボルシチやヴァレニキ、サーロなどの美味しい料理、ウォッカ、ナリウカ等の酒などグルメ大国と言っても過言ではありません。
またキーウの街にはたくさんのお洒落なカフェが乱立しています。
何でそんな事言えるかって、実はこの文章を書いている編集者である私も先月ウクライナに初めて訪れてきて、その魅力をたっぷり味わってきたからです。
本で紹介されているレストランやカフェをなるべく制覇するだけでなく、自分自身でも開拓しようと目指し、一日5食を目標に食べ歩き……。
そしてもう思春期でもないのに、一日100人ぐらいの美人とすれ違い……。男になんか全く興味ないけど美男子やマッチョなイケメンも多数目撃。
直行便で行けなかったのが辛いだけで、かなり豪遊……。それでも掛かった費用はかなり少ない……。
また来月行けないかなと、毎日SkyscannerやExpediaを検索しまくり……。
訪れた場所が懐かしすぎて、Googleストリートビューでのお散歩が日課……。
意外とITが進んでおり、PayPalやWhatsappの創始者の出身国で、世界一の輸送機アントノフもあり、技術力があります。
マイダン革命後、ドタバタしていましたが、新しい大統領ゼレンシキーが選出されたあと、いよいよ成長軌道に乗ってきました!
これから更に急成長すると見込まれるし、実際通貨フリヴニャも高くなってきてるので、早めに訪れた方がいいですね。
また過小評価されている企業なども多くあると見られ、先行投資した方がいいかもしれません。
この『ウクライナ・ファンブック』では元々、写真家としても活躍されている平野高志さんによる写真が大量に掲載されており、なおかつ224ページ、オールカラーなので非常に見応えがあります。
またそのページ数で18万字以上の解説文が掲載されているので、非常にマニアックかつアカデミック。
普通のガイドブックでは終わらないように、歴史や文化、政治経済などについても詳述しています。
今朝、印刷所に入稿を果たしたので、無事問題なく進めば、2月10日頃までには書店に並ぶ予定です。
ウクライナファンは『ウクライナ・ファンブック』を絶対買ったほうがいいです!