中国遊園地大図鑑 北部編

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中国珍スポ探検隊1
関上武司(著/文)
ISBN 978-4-908468-07-0
C0076 四六判 224頁
価格 2,200円+税
書店発売日 2016年12月10日

 

 


紹介

キモかわいくない

ネズミやネコの形をした着ぐるみ

中世の城を装うハリボテ・萌えキャラだらけの遊具

食欲失せるフードコート・トラウマ必至のお化け屋敷

日本兵相手のサバゲー風の抗日テーマパーク

色彩感覚が気持ち悪く・版権的にも問題があり・エンターテインメント性
や安全性に疑問符が突き付けられている中国の遊園地を徹底調査!

●偽ディズニーランドとして有名な遊園地 北京石景山遊楽園

●山塞版ハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校 河北美術学院

●エジプト政府も激怒!実物大の偽スフィンクス顛末記 石家庄新長城国際影視城

●廃墟になった国家4A級景区の超大型室内テーマパーク 青島宝龍楽園

●山西省の抗日テーマパークで愛国主義教育 八路軍文化園

●僻地すぎる抗日テーマパークの立地は大丈夫か 遊撃戦体験園

●かつてラストエンペラーが軍事大演習をしていた公園 勝利公園

●絶滅危惧種のアムールトラが餓死した動物園の顛末 瀋陽森林動物園

●「遊園地のネズミ型ジェットコースター」「パクリだらけの遊園地ホームページ」
 「変な看板」「パクリキャラのイラスト」「パクリキャラのお土産」等の特集コラムも!

目次

002 まえがき
003 目次
005 用語集

007 第1章 華北 北京市・河北省・山東省・河南省・山西省
008 偽ディズニーランドとして有名な遊園地 北京石景山遊楽園
020 元・北京オリンピック会場で繰り広げられるパクリキャラの祭典 北京朝陽公園
030 意外と日本は注目されている? アジア最大のミニチュアパーク 北京世界公園
040 山塞版『ハリー・ポッター』のホグワーツ魔法魔術学校 河北美術学院
050 エジプト政府も激怒!実物大の偽スフィンクス顛末記 石家庄新長城国際影視城
056 絶句!遊園地のパクリキャラのイラスト!!
060 廃墟になった国家4A級景区の超大型室内テーマパーク 青島宝龍楽園
068 かつては青島神社の境内だった児童公園のパクリは控えめ 青島市貯水山児童公園
072 大仏のご尊顔のモデルを遊園地の創業者にした結果 龍華歓楽園
078 山西省の抗日テーマパークで愛国主義教育 八路軍文化園
090 僻地すぎる抗日テーマパークの立地は大丈夫か 遊撃戦体験園
098 秘技伝授! 中国のパクリ遊園地の探し方!!

101 第2章 東北地方1 黒竜江省・吉林省
102 巨大観覧車から大仏様を見下ろせるレアな遊園地 ハルビン文化公園
108 世代を越えて愛されるライトレール・少先号 ハルビン児童公園
114 遊園地のネズミ型コースター特集
116 シンデレラ城をパクッたテーマパークの意外な顛末 欧亜之窓公園
122 抗日戦争の民族英雄が眠る公園に日本のアニメ・萌えキャラ登場 兆麟公園
126 映画とレジャー産業を融合させた世界級のテーマパーク 長影世紀城
134 公園のHPに思想政治の項目がある長春版ディズニーランド 長春市児童公園
138 かつてラストエンペラーが軍事大演習をしていた公園 勝利公園
142 北国の小さな遊園地はパクリキャラと兵器がお好き 敦化市北山公園
146 衝撃!東北地方の変な看板特集!!

149 第3章 東北地方2 遼寧省
150 園内のディズニーキャッスルは版権的に大丈夫なのか? 瀋陽南湖公園
164 孫文にちなんだ公園にある国家級教育基地・自然王国に注目 瀋陽中山公園
168 絶滅危惧種のアムールトラが餓死した動物園の顛末 瀋陽森林動物園
172 瀋陽と札幌との友好都市の懸け橋となる元・動物園 万泉公園
176 ジャイアントパンダがいる目の前で『カンフー・パンダ』がキック 大連森林動物園
180 ライトアップは美しいがパクリキャラは控えめな遊園地 星海広場遊楽場
184 テーマパークのキャッスルのような5つ星ホテル!! 大連一方城堡豪華精選酒店
186 理解不能! セクシー路線に走る回転ブランコ!! 星海公園
190 巨大なサッカーボールとパクリキャラが同居する風情ある公園 大連労働公園
194 仰天!遊園地のパクリキャラグッズ!! 
196 冬季は営業しない国際的なテーマパーク 発現王国
218 パクリキャラは遊園地のHPにも溢れている!!

222 遊園地スペック表
223 あとがき

前書きなど

筆者は1998年に中国へ短期留学し、中国の魅力にどっぷりはまることになる。その後は北京での長期留学や蘇州で駐在員として勤務していたこともあり、かなりディープに中国と接してきた。当初は中国国内の観光は世界遺産や有名スポットへの訪問が多かったが、2011年に「偽ディズニーランド」としてマスコミに叩かれた「北京石景山遊楽園」へ遊びに行った際に衝撃を受ける。園内のパクリキャラのオブジェやイラストは遊園地の製作者やスタッフが来園者を楽しませようとした結果なのだが、日本人の観点からすると「版権を無視したお笑いに走っている現状」が筆者の心を捕えて離さかった。以後、中国旅行の際には現地の遊園地訪問をスケジュールに組み込み、ついには中国旅行の目的が遊園地巡りになってしまう。
本書のタイトルは『中国遊園地大図鑑』となっているが、用語集に解説したように元来、遊園地とテーマパークは似ているが異なる観光施設だ。また、本書では純粋な娯楽施設ですらなくテーマパークのような外観の教育施設まで収録しているが、「インパクトを重視した結果」ということで大目に見ていただきたい。
日本ではテーマパークの開発のピークは90年代と言われている。中国でも経済成長によって、人々の所得が向上し、一般市民も娯楽やレジャーに消費することが可能になっていることから、2015年だけで21ものテーマパークがオープン。中国はまさに「テーマパーク戦国時代」に突入し、数百億円規模というプロジェクトにも関わらず中国各地で建設ブームが加速している。しかし、中国のテーマパークの70%が赤字経営に陥っていて、小規模のテーマパークは経営破たんが後を絶たないが、このような傾向は日本の地方にある遊園地や観光施設が廃墟になる原因と類似している。中国の遊園地やテーマパークといえば版権を無視したパクリキャラが氾濫しているイメージだろうが、概ね正しい。ただ、『喜羊羊』や『熊出没』といった中国産アニメのキャラクターグッズも遊園地に多く登場し、本書に掲載した「抗日テーマパーク」のような中国独自コンセプトのレジャー施設も開園。「上海ディズニーランド」が2016年にオープンし、北京では「ユニバーサル・スタジオ」の2020年開園を目指して建設が行われているので、今後は版権問題をクリアした外国産コンテンツのテーマパークも増えると予想される。中国経済の成長も鈍化していると言われているが、中国の遊園地・テーマパークといったレジャー産業がどのように変化するのか、ますます目が離せない。
本書は日本人にはあまり知られていないマニアックな中国の遊園地・テーマパークを紹介しているのだが、読者の一部が本書に収録した物件に実際に足を運んで楽しんでもらえることを願ってやまない。読者が本書を手に中国の現地タクシードライバーに目的地まで行ってもらえるよう、簡体字の遊園地名と住所も併記してある。筆者は中国の遊園地は基本的に一人で訪問しているが、2014年に「北京石景山遊楽園」へ日本人の友人と再訪したところ、多くのツッコミどころに「ありえねぇ~!」と驚愕を共有化でき、面白さが倍増。中国の遊園地へは多少の困難を笑ってすませられるタフな友人やパートナーと行くのがお勧めだ。

著者プロフィール

関上武司(セキガミ タケシ)
愛知県在住のサラリーマン。1977年生まれ。日本や中国のB級スポットや珍スポットを紹介する旅行ブログ『軟体レポート』の管理人。北京に留学して中国語を勉強していたが、江蘇省蘇州市で駐在員として2年くらい勤務していた為、南方訛りの中国語が抜けなくなっている。中国旅行中は基本的に一人で行動するが、現地ツアーに参加すると中国人と仲良くなるケースが多い。非常に柔らかい身体の持ち主で、初対面の人物に軟体芸を披露して驚愕させる事を至上の喜びとしている。オーストラリアにて軟体大道芸で生活費を稼いでいた経歴あり。

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